PTW(パーミット・トゥ・ワーク)とは?
- japan goarc
- 6月23日
- 読了時間: 2分
更新日:19 時間前

「作業していいかどうかを、ちゃんと許可で管理する仕組み」です。
1. そもそもPTWとは?
PTW = Permit to Work(パーミット・トゥ・ワーク)**の略。直訳すると「作業するための許可」です。工場や建設現場などで、危険が伴う作業をする前に、「誰が・いつ・どこで・どんな作業をするのか」を事前に申請 → 安全確認 → 許可 → 作業実施 という流れで管理する仕組みです。 GOARC PTW
2. PTWが必要な理由
作業現場では、以下のような「ダブり作業」や「危険の見落とし」が事故の原因になります
Aチームが高所作業してるのに、同じ時間にBチームが下で火気作業しようとしてる
狭い場所で塗装と溶接を同時に予定していて、有毒ガスや引火のリスクがある
別々の部署が勝手に作業を計画していて、危険な状況が誰にも見えていない
こうしたリスクを事前に「見える化」して、作業の調整・安全確認を行うのがPTWの目的です。
3. PTWの基本的な流れ
① 準備 :作業の計画とリスク確認
② 申請 :PTWシステムに作業申請
③ 承認・許可 :関係者(安全管理者など)がチェックして許可
④ 作業実施 :許可内容に従って作業
⑤ 完了報告 :作業終了・清掃・点検・記録保存
一日で終わる作業もあれば、数週間に及ぶものも。
そのため、大型工場や建設現場では、100件以上のPTW申請が同時進行していることもあります。
4. 現場の困りごと(PTWの課題)
紙で管理していると、誰が何をいつやるのか把握しにくい
申請書が複雑・準備資料が多すぎる(例:閉所での塗装作業など)
知っている人しかできない=属人化している
安全確認が現場ごと・担当者ごとにバラバラで、事故につながる恐れも…
5. デジタルPTWの登場(GOARCのようなシステム)
最近では、PTWをデジタルで一元管理できるシステムが注目されています。例えば、GOARCの「Safety 4.0」では:
すべての作業とリスクをリアルタイムで「見える化」
過去の作業や注意点も記録されるので教育にも活用
ダッシュボードで、関係者が全員状況を把握
同時作業や危険な組み合わせを自動検知できる
つまり「紙のPTWで起きていた困りごと」を一気に解決できます。
6. まとめ:PTWは現場の“安全運転免許”
PTWは、「作業してもいいよ」と会社が許可するプロセス
危険な作業を誰が・いつ・どこで・何をやるかを把握するためのルール
現場の事故を防ぐ「安全の要」
紙では限界があるため、デジタル化で安全性と効率を向上
▶ 安全の未来を、GOARCとともに。